冬の寒さ対策に使用されるホットカーペット。
でも、こんな疑問を持ったことはありませんか?
ホットカーペットは、部屋の温度を上げるのではなく「体感温度を上げる」アイテム。
ホットカーペット自体には部屋の温度を上げる効果は期待できません。
ただ、特性を理解して使えば、より快適に使うことができます。
この記事では、
- ホットカーペットで室温は上がるのか
- 効果的な使い方
- 電気代を抑えるコツ
についてご紹介します。
ホットカーペット購入を迷われている方や、今使っているホットカーペットをより快適に活用したい方は参考にしてみてください。
ホットカーペットを使うと室温は上がる?
結論から言うと、ホットカーペット単独で部屋の温度を大きく上げる効果は期待できません。
ホットカーペットの暖め方の仕組み
ホットカーペットは内部のヒーター線が発熱し、カーペットに触れている部分を暖かくしてくれるアイテム。
エアコンのように空気そのものを温めるわけではないので、床付近が暖まりやすく部屋全体の温度を大きく上げることはできません。
床暖房との違いは?
ホットカーペットとよく比較される床暖房は、温まった床から出る熱を利用し部屋全体を温める仕組み。
床から出た熱は、壁や天井に反射しながら部屋全体をムラなく温めてくれます。
そのため、床暖房は室温を上げて部屋全体を温めることができます。
ホットカーペットが快適に感じる理由
ホットカーペットは部屋全体が暖かくなるわけではありませんが、使うと快適です。
その理由は体感温度が上がるから。
ホットカーペットには主に2つの効果があります。
- 床からの冷えを防ぐ
- 接触部分が直接温まる
床からの冷えを防ぐ
冬の不快感の大きな原因の一つは「底冷え」と言われています。
ホットカーペットは敷くだけで床の冷たさを遮断できるため、体感温度が2〜3℃上がると言われています。
接触部分が直接暖まるメリット
ホットカーペットは座ったり寝転んだりしたときに、触れている部分がすぐに暖まるのが大きな魅力。
足元や下半身など冷えやすい部分が直接暖められることで、「体感温度」が大幅に上がります。
特に足元が暖かいと体は快適に感じやすく、室温が低くても寒さを感じにくくなります。
ホットカーペットを効果的に使う方法
ホットカーペットの特性を理解して、より快適に利用しましょう!
カーペットの下に断熱シートを敷く
ホットカーペット専用の断熱シートを下に敷くと、熱効率が格段にアップします。
ホットカーペットは床に直接敷くと下に熱が逃げやすいため、熱をアルミで反射させることで効率が上がる仕組みです。
エアコンやファンヒーターと併用する
ホットカーペットでは部屋を温めることはできないため、エアコンやファンヒーターとの併用が効果的です。
エアコンの設定温度は低めにし、下半身をホットカーペットで温めるとさらに快適に過ごせます。
毛布やこたつを使う
ホットカーペットのの熱を毛布で閉じ込めておくと、保温効果が高まり快適になります。
電気代を抑えて使うポイント
暖かさを保ちながら電気代を抑えるための、ポイントをご紹介します。
サイズや使用人数で消費電力をコントロールする
ホットカーペットはサイズが大きいほど、その分消費電力も増えます。
そのため、
- 部屋の広さに合ったサイズを選ぶ
- 不要な部分はオフにできる機能を活用
部屋の広さに合ったサイズを選ぶ
一人暮らしなら1畳〜1.5畳サイズがおすすめです。
広めのリビングなら3畳〜サイズがちょうどいいですよ。
こたつと一緒に使う場合も3畳以上がおすすめです。
不要な部分はオフにできる機能を活用
最近のホットカーペットは、部分暖房モードが搭載されていることが多いです。
人のいる場所のみ温めるようにすると、節約になります。
毛布やこたつで熱を逃さない工夫をする
毛布やこたつで熱を逃がさない工夫をすると、ホットカーペット自体の設定温度を下げられて節約になります。
ホットカーペットで室温は上がる? まとめ
ホットカーペットを使っても部屋の温度は上がりません。
ホットカーペットは体感温度を効率よく上げるアイテムです。
床からの冷えを防ぎ、接触部分をじんわり暖めてくれるため、冬でも快適に過ごせます。
- 室温上昇を求めるならエアコンやヒーターと併用
- 快適さと省エネを求めるなら断熱シートや毛布と組み合わせて使用
- 電気代はサイズ・温度調整・部分暖房機能で節約可能
ホットカーペットは「単体で部屋全体を暖める」のではなく、他の暖房器具と併用して体感温度を高める使い方がベストです。
上手に取りいれれば、寒い冬でも快適に過ごせますよ。




