スーツケースベルトは鍵の代用になるのかについて解説しています。
スーツケースの鍵をなくしてしまった場合「スーツケースベルトで代用できる?」と考える方も多いと思います。
ベルトは輸送中に勝手に開くのを防げますし、見た目にも安心感がありますよね。
しかし、ベルトは防犯面では万能ではありません。
この記事では、
- ベルトで代用できる範囲と効果
- 防犯上の注意点とその効果
- 鍵をなくしたときの基本的な対処法
について解説します。
目次
スーツケースの鍵をなくしたときベルトで代用できる?
鍵をなくしてしまった時に、ベルトを使うことで主に以下の役割を代用できます。
- 荷物の中身飛び出し防止
- 簡易的な盗難抑止
荷物の中身飛び出し防止
一つ目はスーツケースにベルトを使うことで、中身が飛び出すのを防ぐ役割です。
鍵がないスーツケースは、スーツケースのファスナーやバックルが衝撃で勝手に開き、中身が飛び出てしまう可能性があります。
ベルトを使うことで、中身が飛び出してしまう心配を減らせます。
簡易的な盗難抑止
二つ目はベルトを使うことで、盗難抑止の役割です。
ベルトをしていると、「すぐに開けるのは難しい」と思わせることで盗難のターゲットにになりにくい期待ができます。
ダイヤルロック付きのベルトを、使えばより抑止力が高くなります。
スーツケースベルトを防犯代わりに使うときの注意点
防犯に対してベルトは万能ではない
鍵の代わりにベルトを使うのはあくまでも応急処置であり、たとえダイヤルロック付きのベルトでも鍵の代わりにはなりません。
主な理由は、
- 刃物で簡単に切れてしまう
- ファスナーの破壊には対応できない
鍵の代用にベルトを使うのは「盗難を防ぐ」ではなく、「盗難のターゲットから外してもらう」という役割であると理解しておきましょう。
ベルトを外されてしまった時のために、貴重品や大事なものをスーツケースに入れておかないことも大事です。
防犯の目的でベルトを使うなら?
応急処置になりますが、防犯の目的でベルトを使うなら『TSAロック機能が付いたスーツケースベルト』がおすすめです。
TSAロック付きであれば、ベルト自体に鍵(またはダイヤル)をかけることができるため、簡易的なセキュリティ機能が格段に向上します。
さらに、アメリカなどの入国審査で荷物検査を受ける際も、職員がマスターキーで開錠できるため、ベルトを切断される心配がありません。
鍵をなくしたときの基本的な対処法
スーツケースの鍵をなくした時の対処法を状況別にご紹介します。
旅先でスーツケースの鍵がなくロックができない
鍵をなくしたがスーツケースの開閉はできる、ロックができない状態のときの対処法は以下のとおりです。
- スーツケースベルトで代用
- 南京錠・ワイヤーロックを購入
- 貴重品はスーツケースに入れず持ち歩く
スーツケースベルトやワイヤーロックは、空港の売店で買えます。
旅先で専用の鍵をなくし、スーツケースが開けられない
専用の鍵をなくし、スーツケースが開けられない場合の対処法は以下の通りです。
- ホテルのフロントや空港で鍵業者を紹介してもらう
- TSAロック付きのスーツケースなら空港の職員に開けてもらえる可能性もある
- 鍵番号がわかるなら、メーカーに問い合わせスペアキーを取り寄せる
無理に壊そうとするとスーツケースが壊れるので注意しましょう。
ダイヤルロック式で番号を忘れてしまった
旅行の準備中に起こるシチュエーションです。
番号設定を忘れてスーツケースが開けられない場合の対処法は以下の通りです。
- 000〜999まで試す
- うっすら番号部分に隙間が見えるタイプはライトで透かして確認
- 鍵業者に相談
全ての番号を試して開ける方法は、余計な費用も発生しませんし時間はかかりますがやってみる価値はあります。
隙間を見てライトで透かして確認する方法は、メーカーによって成功率が異なり必ず成功するわけでありません。
出発前に鍵をなくした(自宅で気づいた場合)
旅行準備中に鍵がないと気づいた場合の対処法は以下のとおりです。
- とりあえずベルトや南京錠で代用して出発
- 出発前にメーカーへ連絡し、スペアキーの手配を依頼
- 時間がない場合は空港の売店でベルトやワイヤーロックを購入
- 新たにスーツケースを購入する
旅行には行けますが、長い目で見ると鍵を取り寄せた方がいいですね。
スーツケースの鍵をなくした場合ベルトで代用できる? まとめ
スーツケースの鍵をなくしたとき、ベルトは応急的な代用手段として便利です。
輸送中の開閉を防ぐ役割や、番号ロック付きベルトによる最低限のセキュリティ強化が期待できます。
ただし、
- 切られれば外れる
- ファスナー破壊には無力
- TSA非対応だと空港で切られる可能性がある
といった弱点もあるため、本来の鍵の代わりにはなりません。
応急処置としては使えるため、「今すぐスーツケースをロックしたい」という方にはおすすめです。
長期的に見ると正規の鍵を取り寄せる、もしくはスーツケースを買い替えるのがベストでしょう。
